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注文住宅の壁を漆喰にするメリットとメンテナンス方法とは?

古来から城壁などに使われている漆喰は、特有の風合いや質感がとても魅力的ですが、他にどんな特徴があるかご存じですか。
今回は、注文住宅の壁に漆喰を採用するメリットと、漆喰のメンテナンス方法についてご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

□漆喰にするメリットとは?

漆喰は、城壁にも使われるくらい経年劣化しにくいことが、最初に挙げられるメリットです。
住宅で良く使われているビニールクロスは、10年ほどで黄ばんだり、剥がれたりするのでその度に張り替える必要があります。
一方で漆喰は、劣化が抑えられる上にほこりが付着しにくいので、美しい状態を保てます。

その美しさは、和風だけでなく洋風な住宅にも良く合います。
漆喰というと、和風のイメージを持たれている方が多いでしょう。
しかし、表面の仕上げ方次第では洋風にもぴったりな内壁を作れます。

さらに、漆喰は見た目だけでなく、微細な多孔質の素材です。
そのため、調湿性能に優れています。
空間の湿度を適度に保ってくれるので、結露が発生しにくくなり、建物自体の耐久性も維持されます。

また、漆喰は非常に耐火性が高く、防火性が高い素材として建築基準法第2条第9号にも認定されています。
万が一火災が起きたとしても、化学建材と違いダイオキシンなどの有害ガスは発生しません。

さらに、漆喰には抗菌効果もあります。
漆喰は、殺菌剤としても使われている強アルカリ性の成分を含む素材なので、細菌やカビが発生しにくくなります。
しっかり乾燥させたのちに硬化してあるので、強アルカリ性でも人体に悪影響は出ないので安心してください。

□漆喰のメンテナンス方法をご紹介します!

続いて、漆喰のメンテナンス方法をご紹介します。
軽い汚れであれば、消しゴムでも落ちます。
この方法では落ちない場合でも、手垢汚れやすり汚れならメラミンスポンジを使えば、ほとんどの場合は綺麗に落ちます。
この落とし方なら化学薬品を使わないため、漆喰壁が傷まず安心です。

コーヒーなどの飲み物や油性のものが漆喰にしみこんでしまった場合は、サンドペーパーで表面をこすると落とせます。

これらの方法でも落ちないようなしつこい汚れであれば、重曹と漂白剤を使用しましょう。
水を入れてペースト状にした重曹を、汚れの上に塗り放置したのち、5倍程度に薄めたキッチンハイター等の塩素系漂白剤を霧吹きに入れて吹き付けてください。
最後に綺麗に拭き取れば、もとの綺麗な状態に戻りますよ。

ただし、漆喰の主成分は水酸化カルシウムです。
アルカリ性ですので、酸性の洗剤は使用しないでください。
また、無垢の床材にこぼすとシミになったり色落ちすることがあります。
新聞紙やシートを敷いて作業することをお勧めします。

□まとめ

今回は、漆喰を採用するメリットと綺麗に保つためのメンテナンス方法についてご紹介しました。
漆喰は、見た目に高級感を与えてくれるだけでなく、メリットの多い材質なので、ぜひ検討してください。
当社は、無垢素材にこだわった住宅を提供しておりますので、お気軽にご相談ください。

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