大手ハウスメーカーのモデルハウスを見学に行くと、素晴らしく広い超高級仕様の建物に憧れてしまいます。このモデルハウスは、せいぜい5年も展示すればもう時代遅れになり建替えられます。他にも、一冊千円も二千円もするのではないかと思われる現実とはかけ離れた豪華な写真が載ったパンフレットを惜しげもなく配ったり、テレビ、ラジオ、新聞などで、これでもかというくらい宣伝されています。
また、住宅会社は、お客様を見つけて、建築させてもらった費用の一部を利益として経営が成り立つ訳ですが、この利益を生むのは、営業、設計、現場監督などの直接お客様に携わっている社員です。しかし、大手ハウスメーカーには、直接稼ぐことができない、びっくりするほど多人数の経営陣、企画担当、資材購入担当、市場分析担当、研究者、デザイナー、売れない営業マン、などなど、たくさんの人件費が掛かっています。 はたして、これらの経費の総額はいくらになるのでしょう?想像もつきません。
はたしてこの経費は誰が支払っているのでしょう。これは実際の自分の家をつくるための費用+アルファを工事代金として支払っています。
私たちは、全員が設計者として直接お施主様と打ち合わせをしていますので、営業マンは必要ありません。不特定多数のお客様に同じデザインの商品を売るつもりもありませんので、デザイナーも市場分析も要りません。実績、歴史の無い材料は使いませんので研究者も要りません。年間10棟程度建築させていただければ十分食べていけますし、組織を大きくするつもりもありませんので、経営だけを考える人間も必要ありません。 また、ありがたいことに、特命で依頼されるケースがほとんどなので、競合営業で時間を無駄にすることもありません。広告だって完成見学会の告知程度です。
さて、どちらで家づくりをするのが得なのでしょうか。もちろん先々のことや保証のことを考えたとき、『大きい会社の方が安心できる』という方もいらっしゃると思いますし、ブランドに魅力を感じる方もいると思います。このような方はつくる以外のお金を出して家を購入するのも、それはそれで良いと思います。もし、自分のつくりたい家のビジョンが明確にあり、ブランドにはこだわらず、設計者・施工者と一緒になって家づくりをしたいという方は、地元の工務店を選ぶことが必要です。